ー スクエアダンスとはどんなダンス?ー

踊り方はコーラー(指示者)と言われる人が即興でコール(動作を指示)し、ダンサーは指示通りに音楽に合わせて踊り、パズル的な頭を使う面白さもあります。8人が一つのセット(チーム)を作り、コーラーの指示通りにダンスをするマスゲーム的なダンスです。

ー スクエアダンスはどんな魅力があるの? ー

・スクエアダンスは、音楽に合わせて歩くことを基本に、ダンサーとコーラーが共鳴しあって踊ることにより、楽しさと爽快さを共有できるスポーツです。競い合うのではなく、みんなが協力し支え合うことにより、踊った後の達成感と連帯感を味わうことができます。
・体調に合わせて無理なく踊ることにより、身体的にも、精神的にも、社会的にも健康になることができます。
・認知症の予防効果等も認められています。
・礼儀正しく、思いやり、友情を基本とするスポーツであるスクエアダンスを通じて、新しい友人、仲間、パートナーを見つけ、繋がりを広げることができます。
・海外の人とも交流ができます。
・各人の希望と都合に応じて、時間を大切にしつつ継続することにより、上達する楽しみと喜びが生まれます。
・マナーを守りながら、耳を傾け、互いに協力することにより、自ずと笑顔が生まれ、幸せを感じるようになります。
・動作(コール)の順序は、コーラーがコールのたびに指示し、あらかじめ決められてはいませんので、ダンサーは毎回違ったダンスを期待することができます。
・コーラーは動作(コール)の組み合わせ方を工夫して、スムーズかつ意外性のある動きを作り出すことによって、ダンサーを楽しませます。
このように多くのメリットをもつスクエアダンスを広めていくことは、生きがい、やりがい、そして誇りになることでしょう!

ー スクエアダンスの歴史 ー

・17世紀初期にヨーロッパからアメリカに移住した人々が自国のコントラダンスやカドリールを変化させてスクエアダンスを作り上げたのが元祖と言われています。戦後約10年の間に古い伝統的なスクエアダンスから現在踊られている意外性と都会的センスを加味したモダン・スクエアダンスに改良されて来ました。
・第二次大戦後の連合軍占領下時代に、一般国民の意識改革と親米を図るためにGHQに設けられた民間情報教育局(CIE)の教官として、1946年6月長崎に赴任したウィンフィールド・ニブロ氏が主導し日本統治戦略(レクリエーション活動)の一手段として普及に努めました。長崎県佐世保市のハウステンボスにはニブロさんの記念碑があり、「ウィンフィールド・P・ニブロ記念/佐世保ハウステンボス・フォークダンスフェスティバル」が開催されたこともあります。

ー ラウンドダンスとは ー

ラウンドダンスはポピュラーなヒット曲や懐かしのオールディーズに合わせて、全員が同じ振付で円周上を進みながら踊ります。 ワルツ・ルンバ・チャチャ・タンゴ・ツーステップ・ボレロ・サルサ・マンボ… 世界中のリズムに合わせたステップを振付動作の指示を聞きながらフォークダンス感覚で踊れるので、男女ペアや女性同士でダンスを楽しめます。ラウンドダンスのプログラムにはPhaseⅠ~PhaseⅥ迄ありますが、日本スクエアダンス協会ではPhaseⅠ~PhaseⅢ迄を(PhaseⅣは条件付きで)実施しています。

ー カントリーダンスとは ー

カントリーダンスは、ダンスフロアに整列し、全員が一斉に同じステップを踏んで踊るダンスです。 カウントや曲ごとに振り付けが決まっていて全員がほぼ同じ動きで、90°や180°に方向を変えながら同じステップ構成を繰り返して踊ります。1方向のステップ構成を覚えてしまえば、あとは方向を変えるだけなので、未経験者でも取り組みやすいダンスです。また、パートナーを必要としない点も特徴の1つです。